【Instagramジェニック】思わずインスタグラムにアップしたくなるコンテンツ設計とは
目次
1.インスタジェニックするコンテンツ:商品型
1-1.SquareShake
1-2.Shine&Shine
1-3.PureSmile
2.インスタジェニックするコンテンツ:体験型
2-1.撮影女子会
2-2.ファンランイベント
3.インスタ映えするコンテンツを意識しよう
1.インスタジェニックするコンテンツ:商品型
1-1.SquareShake
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アメリカのファストフードレストラン「Sonic」が開発したという特製の正方形シェイクです。
「SquareShake」の写真は、インスタグラム上でもハッシュタグ「#squareshakes」で確認することができます。
「Sonic」には、インスタグラム専任のシェフ、デザイナーが内部にいるようで、このインスタ映えするプロダクトも彼らによって設計されたものとのことです。商品の形そのものをインスタグラムを意識して正方形にするというのはかなり斬新ですが、このように「ついインスタグラムにあげたくなってしまう」ような設計は、商品開発の段階時点で参考にすると良いかもしれません。
1-2.Shine&Shine
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首都圏のファミリーマートを中心に販売されているストレート果汁ジュースの『Shine&Shine』。その可愛らしいパッケージは、発売後も各メディアに取り上げられ話題となりました。
SNS上でもこの商品のファンは多く、インスタグラム上では「#ShineShine」のハッシュタグで多くの写真が投稿されています。
こちらは商品設計の段階でSNSへの導線を意識したかどうかは定かではりませんが、パッケージのカラーバリエーションが味よって様々であり、結果的に写真映えしやすくたくさんの写真がインスタグラム上に投稿されています。
また果汁100%のストレートジュース=健康という性質を持ち合わせており、インスタグラムのユーザーのトレンドとマッチしている事も理由の一つと考えられます。
1-3.PureSmile
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フェイスパックのブランドとして女性に人気の「PureSmile」ですが、こちらもSNSへの導線設計が上手なブランドです。
こちらはフェイスパックを「アートマスク」と称して、様々なデザインで商品展開がなされています。
「戦国時代」や「江戸」というテーマであったり、
あるいは人気キャラクターの「ゴルゴ13」や「ふなっしー」とコラボするなど、バリエーションは様々です。
SNSへの導線設計として、インスタグラムでは「お洒落」というものが一つのキーワードとなりますが、このPureSmileのように「オモシロ」という方面に振り切るのも良いかもしれません。
「オモシロ」コンテンツがSNSにアップされやすい理由としては、SNSへアップする「言い訳」を与えてあげている点でしょう。
「自慢」ばかりが影に見えるSNSはフォロワーに敬遠されがちですが、「オモシロ」のコンテンツは自慢色が薄いため、嫌味なくSNSへ投稿することが可能です。
2.インスタジェニックするコンテンツ:体験型
2-1.撮影女子会
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「撮影女子会」は株式会社Morning Laboが提供する体験型のサービスです。
単なる食べて話すだけのありきたりな女子会ではなく、キレイになる楽しさや撮影によるわくわく感を取り入れ、女子会に”非日常体験”をプラスすることで、今までになかった新しい女子会スタイルを提案するというものです。
発起人の中村朝紗子氏は、SENSORSというメディアのインタビューの中で
SNSのプロフィール写真でキレイな写真を載せている子ってサロンモデルや読者モデル、もしくはタレント活動をしている女の子がほとんどだと気付きました。〜中略〜でも女の子って中高校生のときにすごくプリクラを撮っていたり、今も自撮りブームで自分の撮影する角度にこだわったり、セルフプロデュース術への関心も高まっている。20代はそういう欲求が一番高まっている時期なのに撮影してもらう場所がないと思ったんです。なので、「ドレスアップして自分の一番キレイを更新して、写真を撮ってもらう」というキレイになるための軸と女子会を掛け合わせたら面白い体験型女子会ができるのではないかと思ってサービスを作りました。
上記のように述べており、「SNSへの出口」をしっかりと設計されたサービスであることが分かります。実際、インスタグラム上では「#撮影女子会」というハッシュタグでたくさんの写真が投稿されています。
2-2.ファンランイベント
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ファンランイベントとは、「●●×ラン」をテーマにしたランニングイベントです。国内では、「#カラーラン」「#バブルラン」「#エレクトリックラン」「#チョコラン」等が有名です。全身色まみれ、泡まみれになるような普段の日常では目撃できない上記のイベントは、イベントそのものが写真映えするということもあり、多くの参加者がインスタグラム上で写真を投稿しています。
これらのイベントの写真は、Instagramユーザーであれば誰もが1度は見たことがあるのではないでしょうか。
3.インスタ映えするコンテンツを意識しよう
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上記の事例では、「商品型」と「体験型」それぞれでの事例をご紹介させていただきましたが、いずれもインスタグラムにアップしたくなるような工夫が仕掛けられています。商品型であれば「思わずインスタグラムにアップしたくなる」、体験型であれば「体験したことをビジュアルで表現できる」コンテンツ設計をする様にしましょう。
そしてインスタグラムが日常生活の一部となった今、「どのようにすればコンテンツをインスタグラム上にアップしてもらえるか」という導線設計が今後重要になってきます。企業のマーケティング担当者様、プロダクト開発者は、上記を考慮しつつ今後の企業戦略を練り上げていくのも良いかもしれません。